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どくん どくん と さっきから心臓が忙しなく働いていた。 ここは老巫女の小屋の中。 いつものように井戸を通って戦国時代に来たかごめ。犬夜叉が迎えてくれたが、旅の仲間の姿は見えなかった。急に隣村に楓が呼ばれて途中の山道に妖がいるらしいと護衛について行ったのだと。 ど、どうしよう… せめて、七宝ちゃんがいてくれたらいいのに… これは予想外の出来事。 時計も無い小屋の中は重苦しいほどの静寂に覆われている。 なにか、普通に話をしなくちゃと、思うほど話題が見つからない。 緊張で息が苦しい。 そっと顔をあげて、正面にいる少年をちら、と見た。 犬夜叉…何を考えているの…？ その時、沈黙を守っていた犬夜叉がふっと、立ち上がった。 つられて、かごめも立ち上がる。 「どこか、行くの？犬夜叉。」 その問いには答えずに、彼は囲炉裏をよけて えっ…、や…やだ… 手が届きそうな距離まで近づくと かごめは思わず、身をすくませて彼に背を向けた。 犬夜叉の腕が後ろからかごめを抱きしめる。 きゃっ… そっと、顎に手が添われて あ… 唇に口付けられる。 そして、優しく吸われた。 小さな音を立てて、唇が離れると、耳元で囁く。 「いい…か…？」 激しく胸が鳴って 期待と、いろいろな不安が駆け巡る。 「優しく…するから…。」 そんなかごめの不安な気持ちを知っているように、彼は囁く。 でもここは村人に慕われている老巫女の小屋。まだ昼間。いつ何時、大事や相談事を抱えた村人が飛び込んでくるとも限らない。小屋の出入り口には目隠しの簾の様なものがかかってるだけで、鍵はおろか戸も無い。最中を誰かに見られてしまうなんてことは、15歳の娘には恥ずかしすぎて死ぬより辛い。 「…楓ばばあが留守なのは皆知ってるから、当分誰も来ねえし…人が来たら匂いで分かるから…。」 また彼はかごめの心を見透かしたように言う。 でもかごめの不安はそれだけじゃなかった。 まだ…ゴム…用意してない… 今日は…危険日じゃなかったっけ…？ 怖い… 以前、中学生が妊娠してしまう学園ドラマがあった。 戦国時代では適齢期でも、現代では違う。 世間体に縛られるつもりは無いけど 子供は一年も待たずに生まれてくる。 中学生が新しい生命を宿しても、現代では誰もおめでとうと言ってはくれないだろう。 なによりも、それが哀しい。 祝福されない命。 降り注ぐ、大人たちの困惑した声。 なんてことをしたの。 生まない選択を、勧められるだろう。 ぶるっと、激しく震えた。 小さな命を…殺してしまうなんて… でも、きっと。 犬夜叉… 困る…？ どう…するの…？ もし、あんたの…赤ちゃんが…出来たら… 犬夜叉… 「いや…か…？」 「あ…。」 犬夜叉はかごめのこの不安は想像できなかったらしい。 まだ、計算が出来ていない。 かごめは、そっと首を横に振った。 拒絶する事は、出来なかった。 再び唇を塞がれる。 口付けながら、後ろから抱きしめていた彼の手がかごめのスカーフを解く。ひとつひとつボタンを外して胸を隠していた下着を押し下げた。露になった双丘の頂にある桃色の蕾をそっとつまむ。 床に寝かされると 彼は紅い衣を脱いで床に敷き、かごめをその上に横たえる。 ふたつの胸をそっと鷲掴みにすると、立ち上がった先端を貪り、深い谷間に顔を埋めた。 しずかに下の下着を外すと、彼は自らの袴の前紐を解いた。 「もう…入れても…いいか…？」 一瞬身体の奥で何かがぞくりとざわめいたが、何とか静める。 「…う…ん…。」 もう三度目。また痛いかもしれないけど、この間ほどではないと思う。 「うっ…！」 彼の侵入を痛みで感じて、うめいた。 「まだ…痛えか…？」 「ちょっと…。」 そっと、揺らされた。 「痛え…か？」 「だ、大丈夫…。」 安堵した。 「大丈夫…か？」 「う…ん…。」 「もっと…奥まで入れてもいいか…？」 「う、うん…。」 どのくらい入っているのかも分からなかったが、頷いた。 彼は、ゆっくりとその深部にひそみ入る。 「痛く…ねえか…？」 「…うん…。」 「ああ…かごめ…。」 激しく、揺れた。 「あ…！」 突き上げられるとともに、奥底から知らない何かがどくどくと押し寄せてくるのを感じた。 なにか… 何かが… これ…は… 「ああっ…！ああんっ！」 かごめは自らがあげている、まるでAV女優のような嬌声を信じられない気持ちで、聞いた。 「かごめっ…！」 「あ…、ああっ…！」 乱れた声を出す自分が恥ずかしくて、消えてしまいたくなる。 「感じる…のか…？」 「あ…あ…あっ！」 でも、声をあげずにはいられなかった。 「いい…のか…？」 「あっ、あっ！…ああ！」 こんな…の… 知らな…かった… 「かごめ…？」 「あ…、う…ん…。」 ざわざわと脳内神経にまで打ち寄せる熱い何か。 「ああ、かごめ…。良かった…！」 「ああっ…犬…夜叉…。」 これが… よろこびというもの… なのね ？ ああ キモチ |
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